
海外ドラマ好きのNOJOMINが絶賛視聴中のドラマについて、ご紹介します。
この記事を読んでくださった方にもぜひ興味を持っていただき、あわよくば観てほしい!という思いを込めて記事を書いています。
なるべくネタバレしないように気をつけて紹介していますが、「観るまでストーリーは一切知りたくない」方はご覧になりませんようお願いします。
Contents
スピンオフだと思って甘くみちゃいけいませんよ
CHICAGO FIREにハマっちゃったので、スピンオフであるCHICAGO P.D.はかなり期待してみてみました。

が、期待を超えて面白かった!シカゴシリーズ、熱いです!
CHICAGO FIREではケイシーを執拗に脅したりクルースに絡んできたりと、THE 悪徳警官として登場したハンク・ボイドがこちらの主役。
正直最初は「ブラックなリーダーとそれを黙認するグレーなベテラン刑事、そしてホワイトでありたいと思う若手刑事たちの、事件解決&チーム内の葛藤を描くドラマかなー、でもやっぱりシカゴシリーズのメインはCHICAGO FIREだよね」ぐらいに思っていました。そしてそれは外れていなかったわけです。
が、それだけじゃなかった。
起きる事件やその展開がかなりハードなものが多く、特捜班の刑事たちが否応なく巻き込まれていきます。スピンオフだと思って甘くみちゃいけないですよ、これだけで十分面白い骨太な刑事ドラマです。
21分署特捜班のメンバーが興味深い
ハンク・ボイドは、CHICAGO FIREでの印象通りのTHE 悪徳警官っぷりが素晴らしい。
ギャングと癒着する悪徳刑事ながらも、ギャング街で育つ少年の将来を案じたり、いまは刑事として特捜班にいるリンジーとは過去になんか合ったらしく、父のように目をかけているところなんかは、ちょっと人情に厚いところを感じます。
そして、ケイシーの件で収監されるもあっという間に出てきたのには、それなりの理由があるようです。
ギャビーの兄のアントニオは、パートナーそして家族が事件に巻き込まれ、自らも負傷するなど散々な展開で、家庭は崩壊の危機。良き刑事であろうとすれど、こういう仕事だと家庭との両立は相当に難しいよね。
そしてCHICAGO FIREではモリーズに潜入捜査してギャビーといい感じになりかけた、ハルステッドも過去に訳ありの模様。そのパートナーのリンジーは、過去にボイドとなんか合ったみたいだし、葬り去ろうとした過去に絡む男が街に舞い戻ってきたりと、訳ありな上に、厄介なことを抱えてそう。
どっぷりボイド流にはまっているオリンスキーと、アカデミーから直でスカウトされた新人ルゼックコンビも目が離せない。
そしてなにより、特捜班メンバーではないけれど、ハの字眉が可愛らしいバージェスの活躍が個人的には楽しみ。
などなど、登場人物がそれぞれに魅力的です。
CHICAGO FIREとのクロスオーバーから目が離せない
CHICAGO FIREとは、クロスオーバー・エピソードがあるだけではなく、普通のエピソードの事故現場にもしばしば51分署の隊員が登場する、というかたちで結構絡んでいます。
消防車が登場すると、51分署の隊員の姿を探してしまいます。もちろんしっかり顔が映って台詞があるシーンもありますが、本当に登場するだけのシーンもあるんですよ。なんて贅沢!
そして、それだけじゃなくて、ロシア語が分かるってことでオーチスが容疑者尋問に協力したり、ハスキーボイスがセクシーなリンジーとセブライトがちょくちょく絡んだり。あと、仕事終わりの特捜班メンバーは、しばしばモリーズで飲むんですよ。カウンターにハーマンがいる!
そんなこんなで、様々な場面に51分署のみんなが登場するのがすごく楽しい。CHOCAGO FIRE好きの方には、ぜひ観てほしい。
受付に陣取るプラットのイビリキャラっぷりが素晴らしい
そしてなにより面白いのが、21分署の受付を仕切るプラット。
特捜班メンバーには敬意を持って接するけれど、バージェスを始めとする新人警官たちはかなりイビられてるっぽい。
皮肉屋で意地悪なお局キャラの彼女が、ナイーブなバージェスをいびるところなんか、もう定番の場面として観ています。このシーンがないとつまんないかな、と思うくらい。
扱う事件は結構重い、正統派刑事ドラマ
と、こんな感じで軽い感じで紹介していますが、起きる事件は結構重い。ギャング絡みで、ギャングに入らなければこの街では生き抜けない少年の苦悩とか、刑事と良き父親の両立に苦しむ姿とか。
それぞれに過去に訳ありだったしたりとか。その上ボイドは悪徳警官で、よその部署からはよく思われていないみたい。
ブラックなリーダーであるボイドに、それを無言で支えるグレーなオリンスキー。
その色に染まりたくはないけれど、そうでもしないと成し遂げられないこともあると感じ始めるリンジーとハルステッド。
そしてアカデミーから直接スカウトされたもんで、パトロール警官の経験もないルゼックの立ち位置とか。人間関係ももう色々絡んでいます。
けれど混み合った背景が謎めいていいるし、また興味深い。
そして、たまに登場する51分署の消防士たちがいいアクセントになっています。
私はCHICAGO FIREのファンとして、スピンオフとしての興味があり観てみましたが、スピンオフとして本編をより盛り上げる役割を超えて、本当に面白いドラマだと思いました。
このドラマに似ている!ココがおすすめ!
このドラマのココがオススメ!
一筋縄ではいかない刑事ドラマがお好きな方にはぜひ。
主人公は悪徳刑事で時間解決のためならルール違反も何のその、のタイプ。だけど、そんな彼にも彼なりのルールが有るんだよね。そして確実に結果を出す。
悪に立ち向かう警官には正義の味方であってほしいけど、どんな卑劣な手段でもお構いなしにとってくる相手に、ルール遵守の優等生的な手段に頼りきりじゃ、対抗できないこともあるとも思ったり。そんなふうに思う人には、是非。
このドラマとちょっと似ているおすすめドラマ!
- CHICAGO FIRE:スピンオフであるCHICAGO P.D. の本家本元の位置づけのドラマ。登場人物や事件がクロスオーバーするので、CHICAGO P.D.を観た人にはぜひ観てほしい。

- Major Crimes:ロサンゼルスとシカゴという舞台の違いはありますし、こちらの主人公は悪徳警官ではありませんが、扱う事件にギャングがらみが多いところに共通点を感じました