フィットネス

[フィットネス]運動嫌いの私ではありますが、なんと4年間継続してジムに通っています。

私、ジムに通っています

2013年5月に自宅最寄りのジムに入会して、もう4年が経ちました。

頻度にムラはあれど、最低でも週1回、最高で週5回のジム通いを続けています。

周囲にも「趣味はトレーニング」と公言していますし、「月曜日は絶対にジムに行きたいので残業はしません」と職場で宣言し、宣言通り月曜は定時帰宅を貫いています。

そんな私ですが、実は学生時代の体育の成績は5段階評価で、最高でも最低でも3の、“体育の苦手な子”。
水泳と徒競走以外は全く駄目で、特に球技と体操は壊滅的な運動音痴の私が、誰に強制されるでもなく、自らお金を払って運動を続けているなんて、自分自身でも信じられないくらい。

実家の母は、未だに信じられないみたいです。

ジムに通い始めたきっかけ

ガードレールを跨いだら

ジム通いのきっかけは、ガードレールを跨いだら、足は上がってちゃんと跨げたんだけど、跨いだ先でバランスを崩して「おっとっとっとっと」となったこと。

その時、「こうやって体が思うように動かなくなっていくんだな」とヒシヒシと実感して、すごく悲しい気分になりました。

何事も思い通りにならない世の中で、一番思い通りになる可能性の高いはずの自分の体さえ思うように動かせなくなっているということに、大げさではありますが、正直絶望的な気持ちになっちゃったんです。

実はこのとき人生のどん底(気分)でして

というのも実はこのとき、仕事と職場の人間関係に行き詰まっており、なにをどうしてもうまく行かず、本当に辛くて暗い、暗澹たる日々を送っていました。

1日の大半の時間を占める仕事が全くうまく行かず、パワハラ上司には日々壮絶にいびり倒され、正直精神的に参っておりました。

そんなときに「ガードレール跨いでおっとっとっと」で、実に簡単に、人生に絶望しちゃったわけなんです。

「そうだ、ジムに行こう」

で、そこで神の啓示に打たれたように、漫画で言うところの、頭の上で電球がピッカーンと点灯した絵面のように、突然思い立ってしまったわけです。

ジムに行こうと。体を鍛えようと。

他人も、自分の心も、自分の頭もままならないのなら、体だけは鍛えて思い通りにしたい。切実にそう願ってしまったんです。

幸い、最寄り駅に近くにチェーン展開しているフィットネスジムがあり、自宅からも近かったので、早速入会してしまいました。この時の行動は、本当に早かった。

ウェアもシューズも全てレンタルできるプランで入会し、インストラクターさんにメニューを組んでもらって、時間の許す限り通っては黙々とマシントレーニングとこなしていました。

ジムに通い始めてみると

体を動かすとなんだか気分が晴れる

そうやって日々黙々とトレーニングをしていると、なんだか気分が晴れることにがつきました。

鬱々した気持ちのままジムに向かい、ウォーミングアップのストレッチをしてマシンに向かいます。

ぼんやりしながらマシンを動かせるほど運動神経もセンスもないので、マシンを動かしている間は、とにかく自分の体に集中集中。

そうしてマシンを動かしていると、体が熱くなってきて汗がダラダラ。終わった頃には汗をかいた爽快感と、運動後の倦怠感、そしてやりきった充実感に包まれて、気持ちが上向きになるんですね。

あと、トレーニングしている間は、トレーニングのことだけで精一杯で、他のことを一切考えることができなかったんです。

ストレスフルだった仕事のことなんか、マシンに向き合っている間は、一切入り込む隙間ががなくって。それがすごく気持ちよくて幸せでした。

地道にトレーニングしたら成果が出た

そして、日々ひたすら地道にトレーニングを続けていると、徐々に筋肉がついてくるわけで、より重いウエイトでトレーニングできるようになりました。

自分の成長をリアルに実感できたんです。

あと、黙々と有酸素運動にも取り組んだので、体脂肪率もぐんと減りました。

大人になって仕事にも慣れると自分の成長をちゃんと実感できる機会ってなかなかなくなります。どちらかと言うと、失敗したりうまく行かなかったりで凹むことのほうが多いくらい。

そんな私にとって、ウェイトや体脂肪という目に見えるカタチで、自分が成長していくのを実感できたのは、すごく素晴らしい体験でした。

そして成長した自分を感じることで、心も上向きになれることに気づいたんです。

体育は苦手だけど、運動は嫌いじゃなかった

あと、体育は苦手だけど、運動は嫌いじゃないことに気がつきました。

体育は授業なので、周りの人と同じようにこなすことを求められたり、誰かと比較されたりと、出来ない自分を実感させられる機会が多くありました。

が、体育という枠を離れて運動をしてみると、特に孤独なジム通いなんかだと、誰かと比較されることなんて全くないんですよね。というか、他人を気にする必要がない。

私はジムのクラスは一切参加せずマシントレーニング一筋だったので、他の人のペースに合わせる必要も一切なし。そもそも他人が何をやっているのかもよくわからない。

ただひたすら、やりたいように、自分が決めた重さと回数を淡々とこなすだけ。

トレーニングすると気分が上向きになるので、できるだけ頻繁に通うようになり、ますます自分が変わってくことを実感できて楽しくなる、というポジティブスパイラルに、気づけばどっぷり嵌ってしまいました。

そんな感じでハマったトレーニング、現在も継続中

振り返ってみると、ちょっと病んでた時期にガードレール跨いで「おっとっとっとっと」となった自分に絶望してジムに通い始め、ひたすらトレーニングしてたら、病んじゃった原因のことも一瞬は忘れられるわ、徐々に筋肉ついて体脂肪落ちて変わっていく自分を実感できるわで、あっという間にジム通いにハマってしまったってことです。

それから、自己流トレーニングで肉離れになってみたり、パーソナル・トレーナーに付いてもらったり、腹筋割れ過ぎたり、筋肉つきすぎてジャケット全部着れなくなったりと、本当にいろいろなことがありました。

それでも、まだトレーニングは続けていますし、これからも続けるつもりです。

トレーニングは、私の人生を変えてくれたと言っても過言ではないでしょう。

これからも無理せず私らしく、でもしっかり鍛えていきたいと思っています。