ライフハック

[収納の工夫]お風呂掃除の道具はバスルームに吊るす:乾かしてから片付けるという作業がなくなって快適な上に、夫婦それぞれのイライラが解消できて結果的に大満足。

夫のお風呂掃除に対する私の不満

共働きなのに、ほぼほぼ家事分担ができておらず、ワンオペ家事状態の我が家。そんな我が家における数少ない夫担当の家事が、お風呂掃除。毎週必ず掃除してくれるのは大変ありがたいのですが、それでもやっぱり不満があるのです。掃除用の洗剤の管理や、使ったあとの道具の片付けについては、本当にどうにかしてほしい。

道具の管理や片付けを家事の一環だと認識していない

洗剤は「もうすぐ無くなりそう」ではなく「もうなくなった」とお風呂掃除直前に申告。使い終わって濡れた掃除道具や洗剤は、水切りのために洗面台に出しておいてくれるのですが、永遠に片付けられることはありません。洗剤の残量や詰め替えの管理、そして使用後の掃除道具の片付けは、何故か私の分担みたい。これが本当に腹立たしい。

そこまでやってこその“お風呂掃除”じゃないんでしょうか。

邪魔だと感じるセンサーが敏感な私がいつも片付ける

夫にも最後まで片付けてほしいと再三伝えているし、本人も気をつけるとは言うのですが、やはり忘れてしまうみたい。というか、お風呂掃除が終わって足を拭いて洗面所から一歩外に出ると、それで“終わり”ってなってしまうそうです。

お風呂掃除以外の家事担当である私のほうが頻繁に洗面所に出入りするので、放りっぱなしの道具類を「邪魔」だと感じやすいのは私。なので、夫が片付ける前に、邪魔だと思う私が片付けるか、片付けるよう夫を洗面所に呼び出すことになり、それはそれで自分のペースで片付けられない夫としては不本意なようです。

分担したがために感じるこのイライラを解消するために

で、この夫婦それぞれのイライラを解消するためにいろいろ考えて、いろいろ試した末に到達したのが、掃除道具をお風呂場に収納してしまうこと。

お風呂を使うたびに濡れてしまいますが、吊るしておけば濡れっぱなしということもありませんし、換気扇でしっかり乾きます。シャワー中に目に止まった隠れた場所の汚れをチャチャッと洗いたいときなんかも、すごく便利なんですよ。

そしてこれなら、使い終わってすぐいつもの場所に吊るせばいいので、夫も絶対忘れません。お風呂掃除における、“道具が乾くのを待ってもとに戻す”という工程がなくなったので、私も夫も快適です。

お風呂掃除のときにも、すでに道具はお風呂場にあるのでわざわざ取り出す手間もなくなって、夫にも好評です。

というわけで、我が家の掃除道具はお風呂に吊るせるものをチョイスしています。

吊るしてしまえるお掃除ツールを導入しました

見た目重視のスポンジ&ブラシ

以前は見た目を重視してこちらのスポンジとブラシを使っていました。

が、スポンジはあっという間に黄ばんじゃうし、ブラシはかなり握りづらい。床磨きのとかは結構きついです。ビジュアルは最高なんですけどね。

使いやすさ重視のスポンジ&ブラシ

というわけで、使いやすいこちらのタイプに宗旨変え。

スポンジは研磨粒子加工付きだけあり、軽い汚れなら洗剤なしでこれでこするだけですっきり落ちます。そしてブラシはハンドルが付いて握りやすい形状な上に、ブラシヘッドが付け替え可能で便利。床磨きも楽チンです。

両方とも、タオルバーにかけることができるので、水切れスッキリ。

不満を感じたときにどこを変えるかがポイント

今回、夫と私のお風呂掃除の道具の片付けに対するイライラを解消するために、本当にいろいろと考えました。最初は「夫がちゃんと片付けるべき」という考えに行き着いてしまいそうだったのですが、ふと「本当にそれが解決策なのか」とより一層深く考えてみることにしました。

イライラ感じる原因をとことん掘り下げてみて見えたこと

というのも、夫も、道具を片付けることまでがお風呂掃除の一環だと考えてないわけでもないし、きちんと片付けたいとは思ってはくれているんですよね。でも、お風呂掃除のあとお風呂も済ませてしまう彼にとっては、その次に洗面所に行くタイミングは寝る直前までない。それに対し私は、そのあとお風呂にも入りますし、洗濯機をセットしたり、いろいろな用事で洗面所に出入りします。

そうすると、乾かし途中だったり、片付け前の道具が私の目に入りやすいのは仕方ない。となると、夫のタイミングで片付けると、やっぱり私に不満がたまるし、入浴前のメイク落としなんかでまた道具類を濡らしてしまう可能性がある。

掃除道具は所定の場所に戻したいのだが、乾くまでに時間がかかる上にいつ乾いたのかわかりにくいので長時間放置することになり、その放置状態を視界に入れやすい私が邪魔に感じやすい。これを解消するには、道具を乾かさずにすぐしまえればいいし、しまう場所でかわかればいいし、乾かす場所が邪魔に感じない場所であればいいはず。

ということで、濡れたものを置いても気にならないお風呂場そのものに道具を置くことにし、流石にずっと濡れたままだと不衛生なので空中に吊るして水切りできるようすればいいはず。

こうやって濡れたまましまいつつ乾燥できる環境を整えたことで、一気に二人のストレスが解消できました。

思い込みを捨ててみると案外自由に暮らせるのかもしれない

「このイライラをどうにかしたい」と思ったときにすぐ頭に浮かんだのは、「夫がちゃんと乾かしてから片付ければいい」ということ。つまり、私の中の正解に夫の行動を擦り寄せて行く、ということでした。

私の中の正解が世の中的に本当に正しいことだとしても、共用される側のストレスは半端ないですよね。私のイライラが解消できても、夫がそれをストレスに感じ、無理強いされていると感じるようであれば、我が家に平和は訪れない。それは、我が家的にGOODではない。

なので、もう一度冷静になって問題を捉え直してみて、“掃除道具は乾かして棚の中にしまう”という前提条件自体を撤廃して、“濡れたまま吊るしてしまって乾かす”という新しい結論に至ることができました。

生まれたときから刷り込まれている“これが普通”っていう思い込みを捨ててみると、新しい世界が見えるもんですね。これから家の中で“これちょっと不満かな”って思ったら、同じように考えて解決策を模索してみようと思います。

そして、このお風呂掃除のイライラがなくなってから、すごく掃除が楽しい。掃除は好きではないけれど、イライラといったネガティブ要素をひとつずつ取り除いてけば、もしかしたら掃除が嫌いじゃなくなるかもしれない。それはそれで、楽しみです。