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[洗濯の工夫]洗い続けてはや10年!:ズボラ主婦が会得したワイシャツの上手なお家クリーニング方法をご紹介したいと思います。もちろんノーアイロンですよ。

結婚前はクリーニング屋さんにお任せのつもりでした

気づけば夫のワイシャツを洗い続けて約10年になります。結婚前には、「アイロンがけが死ぬほど苦手で嫌いだから、夫のワイシャツはクリーニング屋さんにお任せだな」と思っていたんですけどね。なぜこうなった。

それは、「アイロンがけが死ぬほど苦手で嫌いだから、ワイシャツはクリーニング屋さんに出してほしい」と新婚早々夫に告げたところ、元々独身の時から夫自身が自分で洗っていたこともあり、「今までもアイロンかけてないから、自宅洗いでヨロシク」と言われてしまったから。あのときなぜ、「じゃあ、これからも自分で洗ってね」と返答しなかったのだろう。

というわけで、冠婚葬祭や特別な機会に袖を通すワイシャツはクリーニングに出しますが、日常使いのワイシャツはずっと自宅で私が洗ってきました。そして、アイロンが苦手なので、仕上げにアイロンはかけないというズボラさ。

仕上がりは、もちろんクリーニングや自宅でぴっちりアイロンをかけたワイシャツの仕上がりには劣りますが、それでもノーアイロンにしてはなかなかな仕上がりになっていると思いますので、その方法をご紹介。

そもそもなんでクリーニングに出さないのか

それは、クリーニングに出しに行ったり取りに行ったりするのが面倒だから。

そうなんです、私ものすごいズボラで、クリーニングに出しに行くとか取りに行くとか、そういうのすっかり頭から抜け落ちちゃうタイプです。出しに行くのや取りに行くのを忘れて、夫の着るワイシャツがなくなるなんて事態が容易に起こり得るタイプ。

通勤経路や買い物の経路内にクリーニング屋さんがないので、絶対に忘れる。なので、もしワイシャツをクリーニングに出すなら、出しに行くのも取りに行くのも夫にやっていただきたい。けれど夫も面倒なんですって。というわけで、自宅で洗うことになりました。

今だと、自宅まで回収に来てくれたり、仕上がり後に配送してくれるクリーニングサービスも出て来ましたが、もう10年近く毎週末洗ってたらもう日常ですよ。特にクリーニングに出す意味を感じなくなりました。

そして、それになりになかなかな仕上がりでもあると思うんですよね。というわけで、社会人一年目の方や一人暮らし始めたの方向けに、簡単でそれなりにきれいに仕上がるワイシャツの洗い方をご紹介しようと思います。

我が家の洗濯環境のおさらい

洗濯機はドラム式。年明け早々買い替えたばかりです。

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でも、以前は縦型の乾燥機能のない全自動洗濯機を使っていまして、そのときも今と同じ手順で洗っていましたので、ドラム式じゃない方も参考にしてください。

そして、部屋干し。アイロン掛けは苦手なので、しない。そしてアイロン自体を手放したので、掛けられない。

使っている洗濯洗剤は、アタックNeo 抗菌EX Wパワー。ワイドハイターEXプラスを加えて洗浄し、仕上げの柔軟剤はハミングです。

ワイシャツの自宅クリーニングを上手に仕上げるコツ

1. ワイシャツを選んで買おう

自宅クリーニングかつノーアイロンでワイシャツを仕上げるための戦いは、ワイシャツ選びから始まっています。

基本的にはどのメーカーのものでもOK。ただし、形状記憶タイプで、綿100%ではないもの、出来るなら化繊の割合が多いものを選びましょう。

まず、形状記憶ではないシャツにはアイロン掛けが必須。なので、ノーアイロンで仕上げたい時点で、まず形状記憶タイプ以外は却下。そして、形状記憶の技術も年々進化していると思いますが、やっぱり綿100%はシワになりやすいです。なので、綿100%もアウト。化繊の割合が多いほど、綺麗に仕上がります。

ちなみにうちの夫は自分でワイシャツを買ってくるのですが、形状記憶タイプであることは守ってくれますが、デザイン優先なので綿100%をたまに買って来ます。その際は、「これは上手に洗えない可能性が高い」と事前の通告しておきます。

なお、ユニクロには「ファインクロススーパーノンアイロンシャツ」という、アイロンをかけなくても大丈夫な超形状記憶シャツが販売されているみたいですね。うちの夫のワイシャツもこれにしたいな、と思っていますが、私には選択権がないのでまだ洗ったことがないのだ。

2. 洗う前にひと手間掛けよう

まず、洗う前に全てのボタンを外して、目につく汚れやシミがないかチェック。見つけたら、そこだけまずは手洗いでシミや汚れを落とします。うちの夫はIT企業勤務でデスクワークなので、ここで見つかる汚れの大半は、食べ物の汚れです。なので、食器洗い用の中性洗剤をつけてもみ洗いすれば、ほとんど落ちてしまいます。

その上で、襟や袖口、そして脇の下に、部分洗い用洗剤をなじませます。ここら辺って何回も着ているうちに、黄ばんだ汚れがつきやすいところ。毎回ちゃんと洗っていても、残ってしまう汚れが堆積して、黄ばんでくるんですよね。なので、目に見えなくとも「ここはもう汚れている」って事で、毎回部分洗い用洗剤を馴染ませてから洗います。これをする事で、黄ばみが予防できますよ。

ちなみに、ゴシゴシこすると布地が痛むので、泡タイプの洗剤をなじませています。

食べ物の汚れ落としには食器洗い用の中性洗剤を小分けにしたものを洗面所に置いて使っていましたが、最近使い始めたのはちら。

最初から泡で出てくるので、汚れ馴染みが早い。汚れた部分を軽く濡らしてこちらの泡を吹きかけ、少し置いておくと、揉まなくてもだいたい落ちてます。そして最近は、もしかしたら、襟袖汚れ用の泡洗剤もコレで代用できるんじゃないかと思っています。そうなったら嬉しいな。

3. ワイシャツだけを一番最初に洗おう

他の洗濯物と絡んだり、他の洗濯物から出た糸くず汚れが胸ポケットに堆積するのを防ぐためワイシャツはワイシャツだけで洗います。

糸くずの胸ポケット内への堆積を甘くみてはいけません。気付かぬうちに堆積し、ある日突然胸ポケットのそこあたりにうっすら見えるグレーの陰でその存在に気付いた時には、時すでに遅しです。縫い目にからんで、取り除きにくいったらありゃしない。経験者です。

また、週末複数回洗濯機を回すときは、必ず一番最初にワイシャツを洗います。これも、直前に洗った洗濯物の糸くず汚れの巻き込みを防止するためです。

ちなみに、ワイシャツのみの単体洗いのため、洗濯ネットは使いません。

4. 脱水はできるだけ短くしよう

洗濯物に一番皺が寄るのは、脱水のタイミング。なので、脱水はなるべく短く我が家では脱水は1分。

1分の脱水だとかなり布地は湿っていますが、この水分こそが、干す段階でシワを伸ばすのに大切な上に、布地そのものの重さによって、干した後のシワも伸びるんです。

5. 素早く取り出して、できるだけシワを伸ばして干そう

ワイシャツのおうちクリーニングでは、洗い上がりから干すまでのスピード感が命です。ここでもたもたしていると、洗濯槽の中で折り重なったワイシャツにシワが寄ってしまいます。

なので、なるべく早く取り出す!そして干す!これが大事。

そして、干すときは、左右の襟の先を両手で持ち、何度もパンパンと振りかざしてシワを伸ばす!ここ大事!しっかりシワを伸ばします。そして、ハンガーに掛けたら、両手で生地を叩いて更にシワを伸ばし、襟元や胸のボタンを止めてシルエットを整えます。

シワを防いできれいな形に乾かすには、コレ絶対!

夫はワイシャツをハンガーから滑らせて引き出すので、乾かしたら胸の縦のボタンは全部外します。わざわざボタンを止めて干し、乾いたらボタンを外してクローゼットにかけるという面倒な二度手間!ズボラ族としてはこのステップをどうにかしたいのはやまやまなのですが、これをするとしないとでは、仕上がりのシルエットに差が出るので、しかたなし。

6. 定期的に漂白しよう

基本的に、日常のお洗濯でのポイントはここまでに書いたとおりです。

そして、2.で書いた日々の洗濯の度のひと手間で、ワイシャツのキレイはかなり長続きします。が、やはりおうちクリーニングですし、また人間の皮脂も結構頑固でね。襟元がうっすら黄色くなってきたり、ワイシャツの白がなんとなくくすんできたりしてしまうんですよ。そういうときには、2.のステップの汚れ落としの代わりに、布地のくすみや堆積した汚れの一掃のために酸素系漂白剤で漂白します。

40−50℃のお湯に適量の酸素系漂白剤を入れて、その中にワイシャツを浸します。そして、しばらくして取り出したら、いつもと同じように洗濯するだけ。

私が使っているのはワイドハイターEXパワーの粉末タイプ。オキシクリーンや普通の酸素系漂白剤で大丈夫です。

7. たまにはクリーニングに出しちゃおう

こうやって気をつけて洗っていても、なんだか布地のくすみが…とか、シルエットがちょっと崩れてきたかな、ってときは、思い切ってクリーニングに出してプロにスッキリピッチリきれいに仕上げていただきます。

こうすると、おうちクリーニングで蓄積された汚れやしわがリセットされるので、綺麗なワイシャツが長持ちする気がします。

8. くたびれてきた思い切って買い替えてしまおう

ズボラなりにそれなりに手をかけて洗ってきたワイシャツですが、何度も袖を通し、そして何度も洗濯すれば、それなりにくたびれてきます。とくに、白いワイシャツはくすみが目立ちやすいですよね。

私は、ワイシャツは社会人の男性にとっては制服であり、消耗品だと思っています。なので、ある程度くたびれてきたら、思い切って捨てて買い替えてもらうようにしています。我が家では節約のために自宅でクリーニングをしているわけではないのですが、結果としてクリーニング代の節約にはなっているはず。なので、その浮いた分だと考えて、くたびれ感が出てきたワイシャツについては、さくっと買い替えてもらっています。

これからも自宅で洗い続けるのだろうと思います

こうやって書くとなかなか面倒な作業なように思いますが、まぁやってみるとそんなこともなし。基本的に洗ってくれるのは洗濯機ですしね。もう慣れっこです。

これを毎週末繰り返すより、クリーニングに出して取りに行くほうが、私にとっては面倒。なので、いまのところ苦もなく続けられていますし、夫からも仕上がりに苦情が出ていないので、配送クリーニングサービスが隆盛してきた現在ですが、特に利用しようとは思わないかな。

これから社会人になる若者のワイシャツ洗いはもちろん、ワイシャツ以外のシャツ洗いにもばっちり応用できますよ。是非試してみて下さい。