
先日、歯科医院でPMTCを受けてきました。定期的に歯科医院に通うことになってから5年。ありがたいことに、ノー虫歯ライフを送ることができています。
この5年間、歯のために毎日欠かさずデンタルフロスを使っています。そんな私からすると、虫歯予防や歯周病予防にはデンタルフロスは絶対必須。
5年間フロスを使い続けている私のデンタルフロス遍歴とオススメフロスを紹介します。
Contents
フロスを使い始めた理由
“キャラメルを食べたら詰め物が外れた事件”による歯医者通いの最終日に、イケメン主治医に言われた「これからしっかり歯磨きしていきましょう」の一言で、デンタルケアに目覚めた私。
母親にこっぴどく言われていも心は改まらななかったのに、イケメン歯科医に言われれば、簡単にコロッといっちゃったわけです。
この日を境に、デンタルケアに真剣に取り組むこととなりました。
が、毎日、毎食後のことですからね、できれば簡単で続けられる方法が望ましい。そして、そもそもなにをすればいいのか。
で、餅は餅屋ということで歯科医&歯科衛生士に「なにをすればいいのか」と聞けば、定期的なPMTCを受けることと、1日1回デンタルフロスを使うこと。
これをきっかけに、毎晩就寝前の歯磨きの際にデンタルフロスを使う生活が始まりました。
なぜデンタルフロスなのか
そもそも、なぜデンタルフロスなのか。それを伺ったところ、「歯ブラシだけでは落としきれない歯間の汚れをこそげ落とすことが可能だから」だそう。
もちろん、高価な歯科医推奨の電動歯ブラシを買ってもいいし、口腔洗浄機を導入してもよいそうです。
けれど、それぞれそれなりに費用がかかりますし、複雑な構造のツールはメンテナンスも大変ですし、そもそも携帯性に優れていなければ毎日欠かさず使うことはできません。
そう言う意味で、デンタルフロスは、効果が高い割に、安価で手に入りやすく、構造的にシンプルで、携帯性に優れており、継続しやすいアイテムなんだそう。
なので、デンタルケアの手始めとして推奨しているそうですよ。
さてどんなフロスを使おうか
アドバイスを頂いたときに「オススメのフロスはありますか」と聞いたところ、特に指定はないが、と前置きしつつも、その歯科医院で扱っているフロスを紹介してもらったので、それを購入して帰りました。
が、正直なところ、初心者の私には使いにくく、またその良さも実感することが出来ませんでした。ので、ドラッグストアやAmazonなどで色々と試してみることにしました。
実は、私の母は、いわゆる糸ようじを使っています。あの、ちっちゃいプラスチックの本体にフロスが渡してあるやつです。以前母に勧められて使ってみたのですが、私のやり方が下手なせいか、すぐに糸が切れてしまい、全く使い物になりませんでした。
全ての歯間に通し終わるまでに5本以上が必要になってしまう状況でして。
なので、当初から糸ようじタイプではなく、通常のフロスを利用することにしました。
私のフロス遍歴とオススメフロス
歯間に通しやすい初心者向け:REACHウルトラクリーンフロス やわらかスライド(27m)
歯科医推奨品を使ってみて感じた当時の私の不満は2点。
とにかく、歯間に通しにくいことと、歯茎が痛いこと。
思い返してみると、多分使い方が下手くそで、歯の隙間と思しきところにとにかくフロスをグイグイ押し込んでいるだけだったので、使いにくかったり痛かったりしたわけです。
ただ、当時に私にはそんなことわかりませんから、とにかく「歯の隙間の狭い自分に合う、やわらかいフロス」を探し求めていました。そしてヒットしたのが、この製品。
これを手に取ったのは商品名に「やわらか」とあり、パッケージに「歯間が特に狭い方に」と書いてあったから。これこそ私が求めていたフロスに違いない!と思って購入し使ってみたところ、ドンピシャ!
この製品に巡り合ったことにより、私の始まったばかりのデンタルフロスを使う生活が早々に終わりをつけることが回避できたと言っても過言ではありません。
通常のデンタルフロスがその名のとおり糸のような素材・形状であるとするなら、こちらは平たいゴムフィルムのような感触の素材。
フロスが平たいので、方向を間違えなければかなりスムーズに歯間に通すことが出来ます。そしてゴムのような柔軟性と若干の伸縮性があるので、押し込んだときの歯茎あたりも比較的柔らか。
歯間にフロスを通すことに慣れてない初心者や、とにかく歯間が狭い方にオススメ。
どこでも買える定番品:REACH デンタルフロス ワックス(50m)
やわからスライドは非常に使い心地がよく愛用していたのですが、扱っているお店が少ないのが難点。あと、長さに対して値段も少し高めの製品でした。
やわらかスライドでフロス使いにも慣れ、コツを掴んだ私が次に使ったフロスがコチラ。
最寄りのスーパーのデンタルケアコーナーでも取り扱いのある定番品で、ドラッグストアなどでもよく見かけます。
使ってみたところ、以前よりも私のフロス扱いの腕が上がったのか、以前より違和感なく使うことが出来ました。
ただし、やわらかスライドも製品として気に入っていますし、なにより柔らかく抜群に歯間に通しやすいので、バッグのポーチに忍ばせる携帯用フロスとして愛用しています。
市場に最も流通しているフロスじゃないかな、と思うくらい、様々なスーパーやドラッグストアで取り扱われています。
長さもあるのにお手頃価格なのでコストパフォーマンス抜群、そして手に入りやすいと、使い続けるには最適の一品。
とにかく長くて使い出あり:GC ルシェロフロス ミントワックス付(200m)
最寄りのスーパーでも手に入れることができる製品を愛用し始め、これで新たなフロスを買い求める旅も終わりだと思ったのです。
携帯用フロスはやわらかスライドに決定しているので、自宅用であれば、50mよりもっと長いタイプの、購入頻度を低くできる製品はないかと思い、手に取ったのがルシェロのフロス。
なんと200mですよ。これまでの製品の4倍の長さがあり、価格は2倍程度。
そしてなにより可愛いピンクのパッケージ。これはいいんじゃない!と思い購入したところ、使い心地も問題なし!
ちなみに、1年近く使えたと思います。
ただ、毎日フロスをジャンジャン引き出すので、容器の耐久性に不安を感じるようになりました。容器の構造上、フロスを容器に対して斜め上に引き出す感じになるので、フロスカッターのついた蓋の部分が弱くなってしまい、中身が飛び出そうになってしまいました。
うーん、長いフロスも、容器の耐久性では問題ありなのかもしれません。
フロスそのものには全く問題なし。そして200mという使い出の良さ。毎日使うものはできれば大容量のほうが買い替え頻度が少なくてありがたいので、この長さは素晴らしい。
フロスの買い替え頻度を少なくしたい方や、家族みんなでフロスを使うお家にはオススメです。
歯科医推奨品で納得の絡め落とし感:フロアフロス(45m)
ルシェロのフロスにようやく終りが見えてきたことから、なんとなく新たなフロスを探すことにしました。
そんな時に目に入ったのが、フロス使用を勧められ、良さが変わらなかった歯科医師推奨品のオススメフロス。
物は試しと再び使ってみたところ、すごくいい!
以前感じた歯間への通しにくさや歯茎の痛みですが、今回は全く感じませんでした。きっときっと私のデンタルフロススキルが向上したためだと思います。
それに加えて、とにかくフロスの感触が良い。
フロスはその名のとおり糸のように、複数のより細い糸が撚り合わされて作られています。このフロスは、歯間を通すときに細い色の撚り合わせが程よくほぐれて、歯間の汚れをしっかり絡め取ってくれています。
使用後のフロスのほぐれ具合をみるとその際は歴然。
これまではフロスそのものを通すことで歯垢を押し出していたとすれば、撚り合わせた細かい糸がより歯垢を絡め取ってくれています。
とにかくしっかり歯間の汚れをこそぎ落としたい方には絶対オススメ。
今はこのフロアフロスを愛用しています。45mタイプをかなりの個数使い尽くしたので、次はこちらの長いタイプを購入予定です。
ワックスかノンワックスか、どちらがオススメ?
デンタルフロスには、ワックスとノンワックスの2種類があります。
糸がワックスで覆われているか、覆われていないか、の違い。
ワックスタイプの特徴
- 滑りが良く歯間に通しやすい:初めて使う方はとにかくフロスを歯間に通すことになれないと思いますので、ワックスタイプがおすすめ。
- 手に入りやすい:ドラッグストアやスーパーなどでより身近に手に入れやすいタイプはワックスタイプが多いです。
- フレーバーがついています:ワックスにはミントなどのフレーバーが付けられているので、ワックス後にフレーバーの爽快感を得られます。
ノンワックスタイプの特徴
- 滑りが悪く力がいる:ほぼワックスなし(微量に使われている模様)のため、歯間に通すにくいことが多いです。フロスを持つ指も滑りにくい。
- ベタつかない:ワックスタイプを使った後にたまに感じる指のベタつきがありません。
- フレーバーなし:フレーバーが苦手の方にはおすすめ。
- 歯垢除去率が比較的高い:歯間でも滑りにくいので、よりしっかり歯垢をからめとってくれます。ワックスタイプより歯垢の除去率は高いようですね。
それぞれ特徴がありますが、ワックスかノンワックスかで選ぶより、「毎日続けやすいほう」を選んで、継続して使用するほうが重要なのではないか、と個人的には考えています。
デンタルフロスの効果とは
私は通常の歯磨きを終えて口を濯いだ後で、デンタルフロスを使っています。
つまり歯ブラシで落とせる汚れや歯垢を除去し、口の中になくなった状態でフロスをかけるのですが、フロス後に口を濯ぐと、あらたな汚れが出てくることがしばしばあります。
また、目に見える汚れはなくても、歯磨き直後のゆすぎに比べて、より歯間に水が通っている感触がありますので、フロスの効果は確実にあるといえるでしょう。
なにより、5年間虫歯なしの記録を更新し続けています。
年齢とともに歯茎が痩せてきたり、歯周病のリスクが高まったりと、口の中の健康を保つのもなかなか大変ですが、このままフロスを使い続けることで、歯の健康を失うリスクを低減できたらと思っています。
まだ歯磨きだけでデンタルケアを済ませている皆さん!ぜひデンタルフロス習慣、初めてみてください。