
去年よく来ていたフレンチスリーブのシャツですが、今年は一度も袖を通しませんでした。
ですので、思い切って手放すことにしました。
Contents
毎年夏になると繰り返されるオフィスのドレスコード問題
職場にノースリーブはありなのか
毎年夏になると繰り返されるトピックとして、「職場にノースリーブを着ていくのはありなのか」問題。今年もちょっと前にネットで話題になりましたね。
うちの会社の場合
私は都内のIT企業で内勤をしていますが、うちの会社ではノースリーブは「アリ」のようです。
毎年クールビズの開始とともにオフィスのドレスコードが周知されますが、男性のノースリーブは禁止と明文化されていますが、女性については記載なし。でも、男性がNGってことから察せよ、ということなのかしら。
周囲を見回してみると、がっつりノースリーブを着ている女性社員もそれなりにいますし、フレンチスリーブで二の腕が出ているシャツを着ている方はかなりの数いると思います。
とはいえ女性の服装について一言申すのは「セクハラ」とも言われかねない昨今ですから、皆さん心中ではよく思っていないけれど、口に出しては言えないのか。
ポイントは「職場で脇を見せるな」
とにかく、職種や環境によりオフィスのドレスコードは変化するものと思いますが、先日ネットで話題になった内容からすると「職場で脇の下は見せるな」と言うことに尽きるみたい。
確かに、仰る通りです。
だけどやっぱりクールビズのオフィスは暑い
でも、クールビズで空調設定28度の職場って、実は結構暑くないですか?
というわけで、私もこれまでは薄手素材でフレンチスリーブ、胸元も開き気味のスキッパーブラウスを愛用していました。
素材も軽いし、ふんわりシルエットかつ二の腕が出ていて、かなり暑さを凌げるので。
男性もクールビズでポロシャツOKなので、これくらいありかな、と何の疑問も持たずに着ていました
そんな私ですが、今年は職場で二の腕を出しませんでした
出さなかった理由:職場の空調の変化
毎年梅雨時期から初秋までクールビズ期間とされていますが、昨年まではかなり室温が高く、不満が大きい職場環境でした。
オフィスビルは全館空調で28度に設定されていると言われますが、壁やパーティション、ホワイトボードや温度センサーの位置で全然気温が異なります。IT企業なので発熱体であるPCの台数が多く、端末密集地は本当に暑かった。扇風機回しても暑かった。
お恥ずかしながら、昨年は暑くて体調を崩した社員が出たそうです。
が、今年は設定温度が変わったのか、はたまた室外機の交換工事をしたせいか、それともオフィスが別階に引っ越して環境が大きく変わったせいか、室温が大きく変わりました。快適な室温、もしくはちょっと涼しいくらいの環境になったんです。
デスクワークをしても汗をかくこともなければ、涼しすぎてじっとしていると冷えを感じることもある始末。なので、オフィスで薄着をする必要がなくなりました。
出さなかった理由:突然気恥ずかしくなった
がっつり二の腕が出たり、胸元が空いた服装でいることが、突然なんだか気恥ずかしくなったんです。
二の腕は鍛えているんですけどね
ジム通いも5年目に突入し、腕も意識的に鍛えるようになってから、肩や腕周りがかなりガッチリしました。もちろん、ふるふるだった二の腕だって、昨年度の自分比ではありますが、かなり引き締まったと思います。
けれど、やはりそれでも1980年産女性の二の腕なわけです。若い女性とはハリも質感も全く異なります。なんか、若い子とくらべると、質感が妙に生々しいんですよ。溌剌感がなく、生々しい。
そんな自分の二の腕が職場というオフィシャルな環境でさらけ出されていることに、違和感を通り越して気恥ずかしさを感じるようになりました。
胸元も気になる気になる
二の腕の露出に加えて、胸元の開きも同様に気になるようになりました。
腕立て伏せやベンチプレスなどで大胸筋は鍛えていますが、それでも加齢による胸元の肉の削げ感を徐々に感じはじめる年代です。脂肪が薄くなった胸元も、これまた生々しいんですよね。
最近のVネックやUネックは重ね着前提なのか、かなり首周りの開きが大きいんです。なので、ボートネックやクルーネックばかり着るようになりました。
露出を抑えてみても案外快適だった
素材を選べば案外涼しい
そんな心境の変化とオフィスの室温低下をきっかけに、今年の夏はずっと袖は七分丈で、ボートネックかクルーネックのシャツで過ごしました。
もちろん、オフィスでは快適ですが、正直外に出ると正直暑い。周囲からも、この季節に暑そう、とも言われました。
けれど、フレンチリネンなどのシャリ感のある素材を選べば風通しもよく爽やかですし、日差しも遮ってくれます。
露出しないことで逆に涼しげ…
なにより、露出を抑えてきちんとした格好をしたことで、反対に涼しげに見えるような気さえして来ました。
このまま夏を乗り切れる気がする
季節も9月を迎え、残暑厳しい時期もやってくるとは思いますが、盛夏を乗り切れたわけです。このまま二の腕や胸元を出さずとも、今年の夏は乗り切れると思います
ということで、全く袖を通さなくなったオフィス用のフレンチスリーブシャツを捨てることにしました。
思い切って捨ててしまう理由
クローゼットにスペースを開けて気分スッキリ
もちろん、来年また職場の室温が上昇する可能性もあります。もしくは、1年間体を鍛え続けた結果、人にどんどん見せたくなるほどの素晴らしい二の腕になる可能性もあります。
が、自分自身は、「日常生活での肌の露出については、年相応に控えめにしていきたい」という思いは、来年も変わらないように感じています。
なので、その気持に合わせてクローゼットから消してしまってスペースを開けたほうが、今の自分の気持ちにスッキリして心が軽くなる気がしたんです。
次着たくなったときに似合う服は、きっと違う
そして、次にもしまた二の腕を出した涼しげな格好をする気になったときには、その時の自分に合う洋服は、いま手持ちのものとは違うものだと感じたからです。
というわけで、オフィスのドレスコード問題「職場にノースリーブを着ていくのはありなのか」については、オフィス用の二の腕が出るシャツを捨ててしまった私には、関係のないお話になりました。
年齢で服装を制限するつもりはないけれど、それでも
自分が若いときは「年令を重ねたって、自分の好きな服を着ていればいい」と思っていましたし、アラフォーになった今も「好きなものを着ればいい」と思っています。
オフィスを離れれれば、相変わらずノースリーブだって着ていますし、トレーニング中はピチッとタイトなウェアを着ています。
けれど、年令を重ねることで、若さゆえの溌剌感や清潔感は残念ながら失われ、それらを保つのにかなりの努力を要するのも事実。色々努力をしているつもりですけれど、やはりそういう意味での老いは年相応に感じています。
そんな私にとって、仕事場というオフィシャルな場では、腕や肘、膝を隠すなどの「露出を控える」装いのほうが、自分も過ごしやすく感じるようになったということかな。
ただでさえストレスの多い職場ですから、自分や過ごしやすいストレスフリーな環境を整えることはとても大事。今回の断捨離もその一環と位置づけています。
来年の夏、またオフィスのドレスコート問題が話題にのぼるとき、私はオフィスでどんな服を着たいと思っているのか。ちょっと楽しみです。