
Contents
真面目にジムに通ってトレーニングしたら
ひょんなことからジム通いを始め、もう5年以上もトレーニングを続けてている私。

ダイエットやボディメイク目的ではなかったですが、真面目に運動を続けていると、それなりに体型に変化が現れます。
ジムに通う前の私の体型は…
トレーニングを始まる前の私の体は、加齢によるボディラインの緩みや落ちにくくなった腰周りの肉など、三十路相応に緩みつつはありましたが、それでも華奢だったんですよ。若い頃からともすれば貧弱に見えるほど華奢でして。今より体重も8kgくらい軽かったなぁ。
特に上半身が華奢で、横から見ると肩とか胸板が相当薄っぺらかったです。昔から家族にはお尻が大きいと言われていましたが、数字で見るとヒップは極めて平均的なサイズ。つまり、華奢な上半身と比べると大きく見えたってことですよね。
ちなみに、身長は168センチあります。
トレーニングし続けた私の体型は…
そんな私が人並みの筋肉を求めて真面目にひたすらトレーニングした結果、さてどうなったでしょう。
体幹トレーニングをみっちりやっていた頃は、年相応の緩みや贅肉などの悩みが徐々に解消し、上機嫌だったんですよね。そしてウェイトゾーンでダンベルやバーベルを使ったトレーニングを始めたあたりから、体型の変化が顕著になりまして。
そして、ウェイトを使った筋トレを頑張った結果、とうとう人並みどころかそれ以上の筋肉を得ることができました。特に顕著だったのが胸板!主に背筋をみっちり鍛えた結果、人並み以上の胴体の分厚さを手に入れてしまったわけです。
もともとの体型に加えて筋肉のせいで洋服が全部アウト!
その結果、ジャケットやカーディガン、ニットやカットソーなど、ほぼすべてのトップスが着られなくなってしまいました。
袖が足りない!肩が合わない!
もともと身長も168センチありますし、腕が長めなので、以前から洋服選びでは袖丈に悩むことが多くありました。
が、それなりに探せばありますし、というか細身さん向けのブランドではドンピシャな体型だったので、そういうブランドのものを選べば問題なかったのです。
が、筋トレにより肩幅が広くなったので、ますます袖が足りないことに。もちろん肩も全く合いませんよ。これでジャケットやカーディガンは全滅。
丈が足りない!幅が足りない!
そしてそして、主に背筋がみっちり鍛えられたおかげで、身体の厚みも増して、ギリギリ気味だったトップスの丈も足りなくなり、お腹と背中が見えそう。そしてパツパツ。
これでニットやカットソーも全てアウト。ゆとりをもっていたはずのコートなどのアウターも、軒並みアウト。
何もかもがすべて着れなくなっていた!
今まで気に入っていて大事に着ていたカットソーも、形が気に入って色違いで複数買いしたニットも、奮発したブラウスも、一生モノだとさえ思っていたコートさえも、全て着れなくなりました。
いやね、サイズが合わないんじゃなくてね、着られなくなったんですよ、文字どおり。だって、肩が入らないんだから。
衣替えをしてから初めて袖を通したあのときの違和感と絶望は今でも思い出したくない。サーッと血の気が引いたことだけは鮮明に覚えています。
着れないのなら、捨てて、買うしかないよね
洋服が着れなくなっても、やっぱり鍛え続けたい
とはいえトレーニングは自分で決めて始めたこと。体型が変わることだって予測しておくべきでしたよね。ということで、文字どおり涙を飲みながら、全部捨てました。
もちろん、トレーニングを辞めて筋肉を落とし、有酸素運動で体重を減らせば、もう一度着ることだってできたいでしょう。そういう選択肢もありました。
けれど、トレーニングが私にもたらしてくれた様々なことは本当に素晴らしく、一生運動を続けたいと心の底から思っていたので、これらの服に合うサイズに意図的に体を戻す、という選択は私の中ではありませんでした。
そうして、トップスやら下着やらサイズが合わなくなったありとあらゆるもの全て捨てたら着るものがなくなってしまったので、取り急ぎ間に合わせで最低限の購入をしたのですが、それもまた次のシーズンには着れなくなりました。
ちなみに、3年間シーズンごとに洋服を全取っ替えしました。
毎シーズン洋服を捨てていたら、おしゃれ欲が消えました
というわけで、服を毎シーズン捨てることを続けた結果、おしゃれに対する意欲は完全消滅!
文字どおり下着から、コートまでまるっと総とっかえですから、本当にお金がかかるんですよ。どんなにお手頃価格のお店で買ったって、かなりの金額が飛びます。
来シーズンには確実に着れない服を買うわけです。分かっているけど切なくて、自分の辞書から「おしゃれ」という文字が消え去りました。
その上、サイズにも悩むようになりました
その上、市販の洋服のサイズ選びに非常に悩むようになりました。
というのも、それまでは基本的に普通のブランドのMサイズ標準に収まる体型だったんですね。鍛えてサイズアップしてからはワンサイズアップしてLサイズを着ておりました。
が、正直なところLでも肩幅は足りなくなってしまったのです。となるともうワンサイズアップしてLLかと思いきや、こちらはふっくらした方向けのサイズなので、肩幅は増えないのに胸周りや胴回りが大きすぎて合いません。
トレーニングしている女性向けの、トレーニングウェアじゃない洋服ってどこで手に入るんでしょうか。
正直なところ、メンズのSが一番肩幅と腕の長さが合う始末。こんな結果になるとはね。
ちなみに、何故かボトムは大丈夫なんです
ちなみに、スクワットで鍛えまくっているはずのお尻と太ももですが、こちらも一時期ボトムがパツパツになりました。
こちらも買い替えか…と絶望的な気分になったのですが、その後増えた筋肉分脂肪が落ちてサイズが戻り、何故か今までどおりのサイズでギリギリ履けています。
ヒップがかなりギリギリサイズなのですが、ワンサイズ大きくするとウエストや太もも周りが緩いこともあり、今までどおりのサイズのものを着ています。
今後のトレーニングの方向性と体型のこれから
こんなで、洋服が着られなくなることが分かっていながらも鍛え続けてきた私ですが、そろそろ重さを追求するのは終わりでいいかな、と思っています。
どちらかというと体を上手に使えるトレーニングや、苦手な部位を鍛えるトレーニング、そしてセットや姿勢を変えることで難易度を変え、これまでどおりの重さでより効かせるトレーニングにシフトしたいと思っています。
この希望は1年前くらいから考えていてトレーナーにも相談しており、徐々にトレーニングの内容をシフトもらっていました。そのおかげで、今年は洋服は全捨てしなくても大丈夫でした。
そして“全捨て”というストレスが無くなったせいか、なんとなくですが、おしゃれ欲が復活してきそうな予感がしています。久しぶりのおしゃれ!楽しめるかな!
鍛えたらどうなるのか、一度きちんと考えてみよう
鍛えた結果洋服が入らなくなった私の失敗談を語りましたが、よく考えてみると、これって予測しておくべきことだったんですよね。
筋肉と脂肪は、同じ重さあたりの量が違います。圧倒的に筋肉が重いので、トレーニングをして脂肪を落とし筋肉をつければ、体の体積は小さくなることになります。
けれど、筋肉と脂肪は、付き方も違います。脂肪が、境目なくダラッとなだらかに付くのに対し、筋肉はしっかりと盛り上がって特定の位置に付きます。なので、洋服のサイズ的には、サイズアップすることだってあるんです。
体にフィットしたトレーニングウェアがかっこよく決まる体と、日本で市販されている一般的なお洋服が着こなせる体は、残念ながら全く系統が異なります。
鍛える前に、鍛えたらどうなるのか予測して、どこまで受け入れられるのか、どこが譲れないのかのラインをきちんと考えておくのはとても重要だと思いますよ。