
勇気を持ってカミングアウトしますが、実は私、膝下丈ストッキングを愛用しています。
花も恥じらう女子中学生の頃、実家の母親が膝下ストッキングを履いているのを見て「あれはない。私は絶対履かない。」と固く誓った膝下丈ストッキング(お母さん、なんかゴメン)。
脱いだあと膝下にくっきり残るストッキングのゴム跡は、正直美しさとは対極にあるものだということは理解しております。
けれども、今現在、仕事の日は毎日履いております。そしてこれからもきっと履き続けるだろうな、と思っています。
だって快適だから!
パンツスタイルでストッキングを履かなくてはならない場面にいる、ストッキングが苦手な皆様には、ぜひこの快適さを味わっていただきたい。
ということで、思い切って膝下ストッキング愛用者であることを、ここにカミングアウトいたしました。
Contents
愛用するに至ったきっかけ
そもそもなぜストッキングを履くのか
一般的な企業では、女性のオフィススタイルの足元にはストッキング&パンプスが定番ではないでしょうか。都内のIT企業で働いている私も例に漏れず、基本的にはストッキング着用がマナー、というような雰囲気の中で働いています。
会社としては近年はオフィスカジュアルを推奨しており、部署によってはかなりカジュアルかつ自由な服装で勤務することが認められているところもあるようですが、私の所属する部署はボスがかっちりとした服装を好むため、カジュアル化がなかなか進みません。
そんな部署に勤める私の仕事着のボトムスは、基本的に一年中アンクル丈のパンツスタイル。踵は低いですが一応パンプスを履いているので、自動的にストッキングかタイツを履くことになります。
その他の選択肢として“フットカバー”もありますが、私の足型(踵が小さく、アンクルストラップはすぐパカパカする)のせいか、フットカバーはあっという間に脱げてパンプスの中で丸まってしまいます。
また、足の甲が剥き出しなのが妙に生々しい気がしており、私個人としては足の甲が覆われていないフットカバーではなく、覆われているストッキングやタイツを履きたいと思っています。
そんな私の仕事着スタイルに欠かせないストッキングですが、ある時期からその装着感に耐えられないほどの不快感を感じるようになってしまったのです。
突然感じ始めたストッキングへの猛烈な不快感
その時感じ始めたストッキングの不快感は、静電気でパンツの裏地とくっつくこと、股上が下がって歩きにくく感じること、暑くて蒸れること、朝ちゃんとまっすぐ履いたはずがいつの間にか捻れてる気がして気になってたまらなくなること。
一旦こういう状態を自覚してしまうと、もうモゾモゾムズムズ、気になってたまらない。仕事に集中できるはずもなし。こうなったら、トイレに駆け込む以外対処のしようがないですよね。
ですが、これらの不快感はここ最近に始まったことではなく、もっと言うならばストッキングを履いたことのある女性なら一度は感じる、ストッキングあるあると言っていいほどの定番の事象。私としても、仕事でストッキングを頻繁に履くようになってからずっと付き合ってきたもののはずで、これまでは問題なく対処できてたんです。が。ある日突然、このストッキングあるあるが、耐え難いまでに気になるようになってしまったのです。
今思い返せば、その頃からスクワットなどの下半身のトレーニングに力を入れ始めたので、きっと私の太腿が太くなるなどの、体型の変化が始まったのだと思います。そのため、それまで脚にあっていたボトムスやストッキングが合わなくなり始め、それによって様々な不快感が現れたのでしょう。
けれど、そのときはそんな事に全く気づかず、突然襲ってきたストッキングの不快感にもうパニック寸前。
先にも述べたとおり、私の中で“仕事着にはストッキング必須”であったため、この状態をなんとか改善すべく、いろいろ取り組みました。
大きめのサイズのものを履いてみたり、お高いカシミヤタイツに挑戦してみたり、ボトムのサイズをワンサイズ大きいものにしてみたり、と、いろいろと手を尽くしてみました。
けれどボトムのサイズを大きくすればウエストが合わないし、様々なストッキングを試してみましたが、ガンガン洗濯機で洗える普段使いの範囲で満足できる履き心地のものには出会えず、本当に途方に暮れておりました。
恥を忍んで訊いてみたら膝下丈ストッキングを薦めされた
で、恥を忍んで親しくしていた職場の女性陣に“おすすめのストッキングない?”と聞いてみたところ、会社の後輩に「パンツなら膝下丈ストッキングにすれば楽ですよ、私も履いてますけど。」とあっさり言われてしまいました。
試しに履いてみたところ
正直「あの膝下丈ストッキング?ありえないんですけど!」と思ったわけですよ。
でも私より5歳以上も年下の女子が実際に履いていて薦めてくれたわけですし、そのときは藁をもすがる状況だったので、物は試しと挑戦してみたところ、これがまぁ快適!
太腿を覆う化学繊維がなくなったおかげで蒸れずに快適な上に、ボトムと擦れて静電気が起きることもありません。股上のズレもなければ、履くときにヨレることもなく、履くのだって楽ちん。
膝下あたりにぐるっとゴムがくるのでそこがちょっと気になりますが、履き口が緩めのものを選べば全く問題なし。
太腿あたりで起きやすかった静電気の発生によるパンツとのひっつきもなし!
股上下がりの違和感もなし!
短いので足を滑り込ませる時に失敗して捻れることもなし!
太腿が化繊に覆われてないって快適!
ということで、それから仕事でパンツを履くときは、いつも膝下丈ストッキングを愛用しています。
最高!というわけではないですが
脱いだ時に膝下にうっすら残るゴムの跡が、全く気にならないわけではありません。膝下丈ストッキングを履いた自分の脚に、間抜けさや不格好さを感じないわけでもありません。けれど、それを補って余りある快適さには、やっぱり変えられない。
美意識よりも快適さを選んだということになります。
正直なところ、ちょっと複雑な気がしないわけではないです。けれど、日々感じる不快感がなくなることが、見えないところの美しさへのこだわりに勝ったわけです。
ちなみに、パンツスタイルの時以外は絶対に履きません。そこはやっぱり譲れない。
私が愛用している膝下丈ストッキングはこちら
私が愛用している膝下丈ストッキングはこちら。
履き口のゴムが比較的緩めのものなので、着用時の食い込みも気になりにくいし、あと残りも少ないと思いたい!履き口が大きく開くので、履きやすいし伝線もしにくいです。
洗濯ネットに入れてドラム式洗濯機で乾燥までかけていますけれど、洗濯よれもしにくく丈夫です。
カラーは肌なじみのいいスキニーベージュ。そして、安心の3足セット!
私は3足をローテーションで履いて、大体3ヶ月くらいしたら新しものをおろしています。おろしたてのその日に爪で伝線させたこともあったことを考えると、非常に長持ちでコスパも抜群。
お薦めです。