去年の夏に買ったダイソンのドライヤー。私にとっては「コレ最高」の逸品なのですが、４万円を超えるドライヤーを人様に「コレ最高なんです」と紹介するのは、色んな意味で憚られておりました。正直、ドライヤーに４万円超えだなんて贅沢すぎて狂気の沙汰だし、ドライヤーの性能単体でこの値段に見合うほどの価値があるとは思えないから。夫にはもう気づかれていると思うけど、「私のドライヤーお高いダイソンです」とはまだ言えてないし、できれば言わずに終わりたい。
でも１年間使い続けて、「やっぱりコレ最高」だと思うし、壊れたら同じような価格帯のドライヤー買っちゃうと思う。贅沢すぎて狂気の沙汰だけど、どこにお金をかけるかは人それぞれでしょって割り切れるくらい気に入ったので、とうとうご紹介してしまおうと思います。
ドライヤータイムは常に憂鬱
バスタイムに関するあれこれで、一番苦手というか苦痛だったのが、髪の毛にドライヤーをかけること。いやね、お風呂は大好きですよ。そしてショートヘアですよ。なのに髪の毛を乾かすのが本当に面倒で、そのために入浴が億劫になる瞬間もあったりました。ま、入りますけど。
ちなみに、以前は３年以上前に買ったパナソニックのマイナスイオンドライヤーを使っていました。パナソニックの人気シリーズのドライヤーなのですが、私にとってはあまりその良さが実感できず。っていうか、ヘアドライが苦手だったので、人気機種のドライヤーを使えば少しでもその面倒臭さが軽減されるかと思って買ったはずなんですけど、なんだか良さが実感できない仕上がりばかり。で、面倒くささは相変わらず。
上手にしっかり地肌から乾かせば、翌朝もしっとりまとまり寝癖なし、なのは分かっているけど、そんな風に上手に乾かせるのは週１回あるかないかくらい。そして、毎回同じようにかけているつもりなので、なにが違いを生むのかさっぱり分からない。
ドライヤーの寿命がやってきた
そんなドライヤーですが、３年以上も使っていると、こまめに埃を掃除していたつもりでしたが、たまに焦げ臭い気がする。たまに、異音がする気がするような？うまく乾かせない上に焦げ臭い気もするなんてストレスMAX。
これはもうドライヤーの買い替え時じゃない？
悩み多きドライヤー買い替え検討
さて、どんなドライヤーを買うべきか
思い立ったが吉日とばかりに、最新ドライヤーの情報収集に励む。
パナソニックのナノケアの後継機を買うか、ヘアビューザーにするか、それとも復元ドライヤーにするか。ネットでいいと言われるドライヤーはたくさんあれど、どれが一番自分の望む仕上がりになるのか。全く分からないわ。そして悩ましいのが、ナノケアドライヤーの登場あたりから右肩上がりのドライヤーのお値段。ドライヤーってこんなに高いものなんでしたっけ。熱風出すだけのくせに。高い割に、お試しができるわけでもなく、一発勝負の感があるドライヤー購入。なにを買うべきかウンウン悩んでしまいました。
ヘアケアの全てを信頼してお任せしている担当の美容師さんに相談するも、「根本からしっかり乾かせればなんでも大丈夫ですよ」と優しく微笑むのみ。もっと具体的なアドバイスが欲しいのに！とダダを捏ねてみましたが、美容師さん曰くドライヤーなんて「ちゃんと乾かせば何でもいい」んですってさ。その「ちゃんと」が難しいのにさ。
突如として現れたダイソンスーパーソニック
全幅の信頼を置く美容師さんに問いかけても望むような答えを得られず、どのドライヤーを買うべきか途方にくれていしまいました。そんな悩みに悩んだ私の前に突如彗星のごとく現れたのが、ダイソンのスーパーソニックヘアドライヤー。ちなみに、お値段は堂々の4.5万円超え。
あの風を起こす羽のないところと、そのおかげで従来品とは正反対にハンドルが長くノズルが短い持ちやすそうな、従来のドライヤーとは一線を画すデザイン。そして圧倒的な風量。そしてドライヤーとは思えないお値段。もうビジュアルが気に入りました。気になる。けど高い。期待通りの製品なら4万円超えでも大満足だけど、流石にそうじゃなかったら…と思うと二の足を踏んでいました。
どこかのレンタルサービスでお金を払って数日使ってみようかと思うくらい。
「９０日間返金保証キャンペーン」に背を押されて清水の舞台から飛び降りる！
けれど、何を血迷ったのか思い切って買ってしまったんですよ、このお高いダイソン様のドライヤーを。昨年夏にやっていた「90日返金保証キャンペーン」に乗じて。「期待はずれだったらさっさと返品しーちゃおっと」ってノリで買っちゃったんです。思い返せばあの時はちょっと仕事で疲れていたのかもしれない。
そして現在既に翌年の８月。90日などとっくに過ぎていますが、返品せずに使い続けています。そう、私にとっては最高のドライヤーなんです。
ダイソン スーパーソニックヘアドライヤーの使い心地はこんなかんじ
最初は使い方がよくわからず、とりあえず最大風量＆最高温度でゴワーっと乾かしたので、残念がらパサつく仕上がりに。良さがわからず。失敗したかとも思う。けれど、風量や温度を加減して使うようになったからは絶好調。毎日上手に乾かせるようになり、髪は翌日までしっとりつるつる。私の普段の使い方としては、温度２で風量は２にセット。
ちなみに、風量２で写真のように風向きを洗面台に向けると、風がシンクにぶつかって持つ手に反動が感じられます。こんなこと今までのドライヤーで感じたことありませんでした。さすが風量と勢いです。
指を髪の根元に差し込んで風の入る隙間を開けて、そこに風を送り込むのみ。ダイソンの強風がしっかりと根本を乾かしてくれます。ハンドルが長いので安定しやすく乾かしやすい。ほぼ乾いたら温度を１に落としてしっかり水分を飛ばし、乾かし終わりには、冷風でキューティクルを締めるよう頭頂部からしっかり風をかけて終了。この時点でうるうるのつやつやのサラッサラ。
ちなみに、もともとショートなので、乾燥時間はあまり変わらなかったな。
ダイソン スーパーソニックヘアドライヤーが変えてくれたこと
何より一番変わったのは、面倒でたまらなかったドライヤータイムがとっても楽しくなったこと。ダイソン万歳！上にも記載した手順を踏めば、毎回必ずしっとりサラサラな仕上がりになるし、翌日の朝の髪もバクハツすることなく手ぐしを通せばスルッと落ち着きます。失敗しないってわかっていれば、ドライヤーがけも楽しくなるもんです。
そして、このクールなルックスの贅沢に高価なドライヤーを手に取るだけで、正直気分が上がります。その上、使えばかならずつやつやうるうるサラッサラの仕上がりですもん。「ドライヤーめんどくさい」なんて気分は私の中から消え去りました。
メンテナンスも、たまに持ち手にあるフィルターカバーをくるっと外してホコリをウェットティッシュで拭きとり、あとはタオルで全体を軽く乾拭きするくらい。これまでのドライヤーなんでほぼお手入れなんかしたことありませんが、このドライヤーには髪を乾かす行為をルンルンにしてくれるだけじゃなく、自発的にメンテナンスまでさせてくれちゃう魔力があります。見た目がイイってすごいのね。
憂鬱なことを楽しみに変えてくれるなら、少々高くても買う価値があるかもしれない
正直お値段がお値段ですので、おすすめしづらい製品ではあります。
すでに記載したとおり、ドライヤーの基本的な機能である“髪を乾かす”という機能においては、このドライヤーが4.5万円の価値があるとは、正直私にも思えない。けれど私にとって最高に憂鬱だったドライヤータイムを、少なくともお風呂に入る楽しみの一つだと思えるくらいにしてくれた、という意味で、私にとってこのドライヤーは4.5万円の価値は十分にありました。
そして１年経ってもその価値が全く薄れていないことを考えると、かなりの投資対効果が合ったと思っています。
憂鬱なドライヤータイムをウキウキワクワクの時間にに変えてくれた最高の逸品。もう手放せないな。
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